「渕さん、あんたもよく呑むねえ」
「やめてくれぇ。ゆうさん。馬場さんのことをちゃんづけで呼ぶ人が
俺をさんづけで呼ぶなんて」 「そうだな、じゃあ渕君。毎日呑んでるのかい?」
「半分アル中かも(笑)。酒ならなんでもござれです」
「いい事だ。大人の男は酒は呑むべし!馬場ちゃんも強かったなあ。酔った事なかったろ」
「俺が知ってる馬場さんは、滅多に呑まなかった。コー…」「コーヒー党だった。(笑)」
「一度和倉温泉で合宿した時、夏の暑い盛りだったので馬場さん共々何人かで
ビールを呑んだ。確かに馬場さんは底無しだったな。ジョッキ十何杯呑んでも平気だった。
こっちはとてもついていけなかった。馬場さんが本気になったら誰も敵わなかった」
「プロレスも強かった…」「さすがゆうさん、あんたわかってらっしゃる」
「まあ当たり前だけどな。アメリカでも日本でもチャンピオンになった男だから」
「アメリカでも?」
「あれっ、渕君知らないんだ。NWAの世界ベルトを腰に巻いたんだぜ」
「(笑)知ってますよ」2人で呑むペースが早くなった。